« チャン・ヒョク・・・今日除隊 | トップページ | デス・ノートが話題に »

小説「チャン・ビョンホンの冒険2」

テレビの仕事から映画の仕事に切り替えてからは、比較的長い休みが取れるようになった。

休みの間は、家族のこと、女のこと、友人のこと、これからの仕事のこと、まあ、色々考えることは多い。

その辺は普通の男と変わりはない。

だた、普通の人と大きく違うのは、ほとんどの人がチャン・ビョンホンの顔を知っているということだ。

何処に行ってもチャン・ビョンホンと気がつかれてしまう。

有名税。そんなことは、充分わかっている。そこから逃げられない。スターの宿命・・・・

韓国の中では、さすがにふらっと1人で街中に出て散歩することは不可能だ。

家から一歩外に出るときには、韓国俳優「チャン・ビョンホン」になっている。

もう長年染み付いた習性だ。

顔を隠したり、変装したりすることは、キライだ。

「チャン・ビョンホン」らしくないと思っている。

チャン・ビョンホンの本名は、パク・ヨンジュンだ。

パク家の息子だからパクを名乗らなければ親にすまないような気がしたが、3人兄弟の真ん中でアニキが立派にパク家の跡を継いでいるので心配なかった。

チャン・ビョンホンにとって、それは、すごくラッキーなことだった。

少なくても芸名を持っていることで、パク・ヨンジュンとチャン・ビョンホンの切り替えが出来るのだ。

「チャン・ビョンホン」という韓国の俳優を演じている。そんな感覚を俳優になってからずっと持っていた。

まあ、1人の人間だから完全に切り離して考えているわけでもないし、本来の自分と俳優をやっている自分

の性格がかけ離れているわけではないから、他人はその切り替えを知らないだろう。

自分だけその切り替えを知っているだけだ。

だから、一つの映画の仕事を終えると本来の「パク・ヨンジュン」に戻ってリフレッシュしたいと思うのだ。

つづく

|

« チャン・ヒョク・・・今日除隊 | トップページ | デス・ノートが話題に »

小説」カテゴリの記事