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小説「チャン・ビョンホンの冒険3」

俳優をやっていると人からいつも注目されたり、チヤホヤされるので、多少なりとも自信過剰になるのだが、チャン・ビョンホンは違っていた。

多分家庭環境だろう。

父親は大学教授。母親も仕事を持っている。兄貴は医者で弟も学校の先生だ。

みんなそれぞれ自分の仕事に誇りを持っていて、忙しく働いている。

だから、家族が揃うと、自分だけ子供時代に戻って先生に説教されている気分になってしまう。

チヤホヤどころか、アタマが上がらない。

親は俳優をやることに反対しなかった。多分言い出したら聞かない性格を知っていたし、好きなことに夢中になれるのは、幸せだといつも言っていたからだ。

芸能界という会社に就職したぐらいにしか思ってない節がある。

人気スターになっても家族の態度が変わらないことは、ものすごく大事なことだ。

ほとんどの芸能人は人気が上がるにつれて、家族の問題が出てくるのだ。

大体、悪いことが起きる。

そんなことをイヤというほど見てきているので、自分の家族が自分を特別扱いしないことが嬉しかったし、誇りでもある。

ある意味普通の家族とは、少し違っているのだろう。

つづく

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